【GRIT】GRIT~やり抜く力~を読んだよ!【書評・レビュー】

GRIT
どうもマルネギです!

前に話題になっていて、結局読んでいなかった「GRIT やり抜く力を身につける」を読んだので、ざっくりとした内容紹介(一部)と、所感をつらつら書いておきます!

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GRITとは?

まず、そもそもGRITとはなんなのか?ということですが、これはタイトルにもある通り、「やり抜く力」を指しています。
本書では調査対象として、まず米国陸軍士官学校の幹部候補生、米国のスペリングコンテストの出場者に調査をして、「最後まで修了する人 vs. 中退してしまう人」や「優勝者と他の参加者」の違いを明らかにしています。
そして、この調査対象の中で「最後まで修了する人」や「優勝者」といった人たちはGRITのスコアが高かったという結果が確認されているそうです。
特に米国陸軍士官学校の幹部候補生はいわゆる「優秀な人たち」です。
しかし、そんな選りすぐりの精鋭たちでも、5人に1人が卒業を待たずにやめてしまうそうです。
しかも、SATなどの一般的なテストにおいてより「優秀」とされた人が必ずしも残っているわけではないということから、「最後まで修了するのはどんな人か?」を調べるために本指標が使われています。

GRITを高める利点

そんなGRITですが、筆者はGRITを高めることで、人生の難局を乗り越える力を手に入れることができると述べています。
ちょっと高める利点とは逆の視点ですが、心理業界においては「学習性無力感」という言葉があります。
詳しくは学習性無力感でググってもらうとわかると思うのですが、ざっくりいうと「どうしようもない状況を学習してしまうと、それが克服できる状況に変わっても、克服するための行動に移す『意志』を失っている」ということです。
こうなってしまうと、自分自身の現状に不満があったとしても、それを受け入れ、改善しようとする行動をとらなくなります。
逆にいうと、GRITを高め、この学習性無力感に陥ることを防げればいかに困難な状況に陥っても人は目標を見失わずにいられるということです。
昨今のストレスの多い社会においては一つのことをやり抜くということはなかなかに至難の業とかしているため、続けられることができれば、それなりの偉業になるのではないかと思います。

GRITを高める方法

じゃあ、どうやってGRITを高めるかですが、本書で紹介されている方法で印象に残ったものに「目的を階層的に持つ」というものがありました。
これはなかなか興味深かかったです。
まず、「人生の究極の目標」というものを立てます。そしたら、それに必要な行動(目標)をあげて、それを一つ下の階層におきます。そしたら、またその階層の行動(目標)を達成するのに必要な行動(目標)を立てる。といった繰り返しを行うのです。
逆に、今行っている行動が逆に辿っていって人生の究極な目標につながっているかを確認します。
ここで、つながっていると思えるほどその行動を続けやすくなるそうです。
反対に、人生の目標とつながっていなかったり、より上位の目標そのものがない場合は行動の継続は難しくなります。
つまり、前提として「自分の中に確固たる目標を立てる」ことが第一の優先すべき行動となります。
そして、「最上位の目標」さえ変えなければ、下層の目標は経験や環境等によっていくらでも変えればよいといっています。
また、目標はなるべく数値で見えて、進捗具合がわかるものである方が望ましいように感じました。
筆者がまずいパターンとしてあげたものには他に最上位の目標のみ存在し、中間層の目標が全くないものがありました。
ばくぜんと「これをしたい!」という目標だけあり、具体的なアクションが決まっていない事例ですね。
これはちょっと自分もはっとするところがありました。
なんとなく、こんな目標ってのはあっても今やってるアクションがそれにつながっているかは甚だ怪しい部分が多かったからです。
正直、今書いていても、内容が頭の中でまとまっていない印象を自分でも感じるので本記事はいずれ書き直すかもしれません。
もうちょっとまとまった記事発信をするために読書の仕方を考えるのが今の課題かな。。。

自分も「ブログ」というツールを使って発信をしている以上、きちんとした現実的な目標を立てて、成長を実感しながら邁進したいなぁと思った次第でした!

ではでは!

書評

Posted by maruengineer