【確定申告】e-Tax用のIDとパスワードの発行をしてみた!

2020年2月2日

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どうもマルネギです!
本日、お昼休み中に昨年から始まった確定申告のID・パスワードによる申告に必要なIDとパスワードを発行してみました。
行く前はお昼休み中に終わるかなとか不安でしたが、行ってみたら10分くらいで終わったので、概要をメモしていきます!

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そもそもe-Taxって何?

参考:e-Taxホームページ
https://www.e-tax.nta.go.jp/
e-Taxとは確定申告などの国税に関する各種の手続きについてインターネットを通して行うことができるシステムです。
特に我々になじみがありそうなのは確定申告くらいでしょうか。
学生から社会人になったかたはあまり確定申告自体になじみがなく、したことない!という方も多いかもしれませんが、ふるさと納税などで税金の取り扱いについて多少の選択肢ができてきた昨今、より身近なものになるかもしれません。
一度でも(特に土日に)行ったことのある方ならわかると思いますが、e-Taxを利用せずに税務署で申告書の作成を行う場合は激混みな申告会場に行き、申告書の作成と提出を行う必要がありました。
しかも、平日に時間が取れない方は土日に特別に税務署が開く機会にいかざるを得ない状態になり、とても混んでいる中、熱気に耐えながら申告したという方も多いのではないでしょうか。
上記のような超混雑状態を避けるためにも数年前から導入されているe-Taxという制度があります。
これは直接会場にいかなくても、インターネットを通して申告ができるという方法でした。
しかし、従来の方法にも問題があり、割とニッチな器具が必要だったのです。
それが、ICカードリーダです。
従来の方法はマイナンバーカードを所持し、かつそのIC情報をカードリーダーで読み取れる環境の整った人というかなり「レア」な人しか行えなくなっていたのです。
マイナンバーカードは国で推進していることもあるので、100歩譲ってわかりますが、ICカードリーダを自前で用意しろというのはなかなかにハードルが高いです。
結果的には個人所有のカードリーダが普及するより先に、個人に普及していたスマホがICカードリーダ機能を実装する方が早いという形になりました。

ID・パスワードによる確定申告制度とは?

ただ、しかし!
やはり日本においては、現役世代の人口の圧倒的に多数を占めるのはサラリーマンであり、この人たちは基本的に確定申告には行きません。
つまり、実際に確定申告に来る人の大半は既に引退された方々なのです。
これが何を意味するかというと、スマホを所持していない方々が多いということです。
そんなこんなでe-Taxは確定申告に行く人も、確定申告の担当の税務署の方々ももっと広がればいいのにと思いながら、かゆいところに手が届かない状態が続いていました。
そこで登場したのがID・パスワードによる確定申告という昨年から始まった、自宅から確定申告を行う方法です。
参考:e-Taxのホームページの説明
https://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htm
従来必須であった、マイナンバーカードとカードリーダをやめて、IDとパスワードでe-Taxできるようにしちゃおうという制度です。
これを利用することで、もうあの申告会場にいかなくていい!というシステムです。
ただし、これも完全に自宅で完結するわけではなく、初回の利用時だけ、本人確認のために税務署に行く必要があります。
というわけで、今回こちらのIDとパスワードの発行に行ってきました!

ID・パスワードの発行の流れとポイント

ID・パスワードの発行は管轄の税務署じゃなくていい

今回は職場近くの税務署に会社の昼休みに行くという方法で行ってきました!
これ、ひとつ有難かったのですが、ID・パスワードの発行は自宅の管轄になっている税務署に行く必要はありません!
今回の自分のように職場近くの税務署とかでも発行してくれます。
会社から徒歩5分ほどのところに税務署があるのは知っていたので、今回はそちらに伺いました。

必要な持ち物

持ち物として必要なのは、免許証などの「顔写真付きの」身分証明書が必要ですが、それだけで大丈夫です。
自分もバックも持たずに財布と傘だけで行ってきました。
※今回自分は免許証を出したので、保険証で通るかどうかは微妙なところです。別記事では保険証でもいいと書いてあった気がしましたが、手元にある資料には「顔写真付きの本人確認書類」と書かれています。免許証かパスポートが無難かと思います。あ、もちろんマイナンバーカードもOKかと

所要時間

時間としては税務署についたのが13時15分、税務署を出たのが13時30分過ぎだったので、約15分ほどで発行できました。
(うちの会社のお昼休みは13時から14時までの1時間なので、もしかすると12時-13時とは混み方が違うかもしれません。)
特に、今回は待っている人が0で番号札を取るのが早いか番号札が呼ばれるのが早いかといった感じだったので、割と最速だったと思います。
ただ、過去に確定申告したことがあったので、その確認のために数分ロスしました。
多分もっとすんなりいけば10分程度で終わったのではないかと思います。

やること

流れとしてはID・パスワードの発行願い?を記入すると担当の方がパソコンまで連れて行ってくれます。
そのパソコンで必要事項を記入して送信するだけなので、割と簡単です。
多分住所とかをPCで入力することの多い方などはすんなりできると思います。

注意事項

今回最も気になったのは、おそらく忘れないためもあるのでしょうが、「暗証番号がそのまま印刷された」ことです。
しかも、入力時だけではなく入力した後もずっと見えます。そして印刷されます。
入力時に職員の方が後ろを向いてくれたのは好感が持てましたが、逆に後ろ向く対策をしているのに、なぜ印字するのかとても気になりました。
ショルダーハッキングって言葉を知らないのかっていうくらいショルダーハッキングもびっくりな仕様でした。
どうせ印字されるので、普段使うような覚えられるパスワードである必要は全くないです。むしろでたらめな方がいいと思いました。だって印字されるんだもん。
最悪なパターンは普段使っているようなパスワードを入力してしまって,その紙を紛失することです。
他で同様のパスワードを使っていた場合せっかくこれまでサイバーな空間にしか存在しなかったものが、物理的に出現します。
これはなかなかやっかいなので気を付けましょう。(パスワードの使い回しダメ絶対)

まとめ

以上、確定申告のIDとパスワードを発行してきた話でした。
確定申告自体はこれからですが、あの待ち時間を経験しなくていいんだと思うと既にちょっと気持ちが晴れます。
税務署に勤めている友人の話では、あの時期は申告者も担当者も地獄の思いなので、なるべく来ないようにe-Taxを使ってくれという話でした。
e-Taxできても税務署の方は処理で地獄らしいですがw
どうしても、狭い場所に長時間押し込められると気が立ってしまってよくないので今年はみなさんも優雅に確定申告しましょう!

ではでは!